両神山塊西岳新道 

日時・天候・ランク 
9月27日(土)〜28日(日)  D−C−8:00  晴れ  参加者 6名
 
コースタイム 

      集合  小田急海老名駅 12:00   解散 小田急海老名駅 19:00


 27日  海老名12:00=圏央道海老名IC=入間IC=秩父=小鹿野=16:0尾ノ内沢公園

 28日  泊地5:00=5:10駐車場5:15…5:25登山口…6:00尾根(630M)6:05…

      6:20 廃屋(エンジン場跡)6:30…7:401074Mピーク7:50…

      8:40索道用鉄塔跡(1175M) 8:50…9:151266Mピーク…

      9:50休憩(1355M)10:10…10:401485Mピーク…10:56展望台/懸垂下降11:10

      舟ガババのコル11:30…12:25西岳山頂12:50…13:05行蔵峠…14:00八丁峠14:15…

      15:30…大岩17:35…駐車場

 
 報告事項  

 山行記

 久々のプチバリ参加。いつもながらの期待と緊張感。
現地近くにて前泊。宵の歓談を早々に切り上げ、山行に備える。
3時半起床。テント撤収等、5時泊地発。
坂本の国道沿いにある「安曇幹線2号線」の標柱が、登山口の目印。
鉄塔巡視路の薄い踏み跡から入山。急斜面を登って尾根に上がる。
樹林に囲まれた尾根筋は、予想外に雰囲気の良い登山道だ。
程無く、鉱石運搬用索道の廃屋に着く。
大きな施設が山中に忽然と現れて、驚く。
このルート上では、各所に索道の遺跡を散見する。
打ち捨てられた遺物は何を語っているのか。あり様が物悲しい。
尾根は緩急の登降を繰り返し、幾つかピークを越え、やがて岩壁にぶち当る。
岩壁脇の崩壊したスリル満点の急斜面を攀じ登り、何とか岩を乗り越えて展望台に出る。
ここからは二子山・赤岩岳・大ナゲシ等、プチバリでお馴染みの山並みが青空の下、鮮やかに見える。
展望台から相対する、殆ど垂直な壁の先が西岳だ。
展望台の下段から岩場を懸垂下降。舟ガババのコルに立つ。
ここからシャクナゲ茂る、猛烈な急登。木立に掴まりながら腕力勝負の登り。
西岳の北のはずれに出る。
山頂には見事に紅葉した五葉ツツジがあった。
下山は西岳から、行蔵峠へと。岩場が続く。
八丁峠を経由して蓬莱山駐車場への道を分け、坂本下山路へ。
坂本下山路はあまり通行する人が少ないのだろう踏み跡は薄く、各所で沢は崩れ、道筋も崩壊箇所が幾つもあった。
進路不明の箇所も複数あり、下山路もプチバリだ。
大岩を過ぎ、山の神を過ぎ、一旦、国道に出る。
このまま車道に逃げる手もあったが、リーダーの勘を頼りにあくまでも山道を辿った。
やがて樹林越しに駐車した車の屋根が見えて、どんぴしゃり、駐車場に出た。

 ところで、「プチバリって何?」と聞かれることがある。
「プチ・バリ」は、幕岩教室卒業者・または同等レベルの者限定という制約はあるが、教室で学び、ゲレンデで練習した技を実践の場で活かそうと言う趣旨の山行だ。
岩峰は岩稜を主体としたマイナーなコースを歩き、登山技術のスキルアップを目指す。
プチバリにご興味を持たれた方は、次年度のプチバリ説明会(H27年2月)にご参加を!



 


トラックデータ





 

廃屋になった鉱石搬出索道のエンジン場




西岳新道から仰ぐ西岳・東岳
右側の西岳を直登した

 

 

舟ガババ手前 岩壁を攀じ登る

 


懸垂下降で舟ガババのコルに下る


 

紅葉が見事

 



辿ってきた西岳新道の稜線
 

 

西岳山頂にて




下山路のキレットを越える

 



八丁峠にて
 
 


下山路の崩壊した沢